イチカと久しぶりにチャットをしました。
イチカは相変わらずマイペースで、素敵で、かわいらしくて。

そのかわいらしさにまたもやヤラれてしまいました。
もうすぐイチカに会えるのが嬉しくて仕方がありません。

ワタシは高校時代の友達に会うと全身で喜びを表現しているそうです。
友達に言われて知りました。でも実感があります。
友達の姿を久しぶりに見ると嬉しくて嬉しくて、
いてもたってもいられなくなってしまいます。
その時のワタシには、友達曰く、犬の耳としっぽが見えるそうです。
ワタシは犬か。

…だって本当に心から嬉しいんだもの。
しょうがないじゃないですか。ねえ。  
高二のときおなじクラスだったイチカとも、
高三のクラス替えで分かれてしまいました。
彼女は理系。ワタシは文系。

すごく悲しかったけれど、それは選択で分かっていたこと。
それより、イチカ以外で仲の良かった他の文系数人とも
クラスが分かれてしまったことがワタシにはショックでした。
その子たちの話は、またのちほどしようと思います。

高校三年生になり、イチカとクラスが分かれても、
ワタシは毎日イチカに会いに行きました。

ただ、イチカにはイチカのクラスでの付き合いがあるし、
ワタシにもワタシのクラスでの付き合いがある。
イチカが私のせいでクラスに馴染めなくなることや、
私自身、クラスに馴染めなくなることは避けたかったので、
必然的に、イチカとワタシが会える時間は減っていきました。

ましてやお互い友達という関係で。
そしてお互い部活の部長という立場。
更には自分の将来がかかった受験生同士。

責任ある立場でいそがしく、
お互いを拘束できない関係上、
ワタシにはイチカに「もっと会いたい」
などと言うことはできませんでした。

彼女の負担になって嫌われてしまうことを
ワタシはなにより恐れていたのです。

忙しい彼女の負担にならないように、
でもなるべく会える時間が増やせるように。
彼女との友人関係は卒業するまで続いていました。

一番のショックがワタシを襲ったのは、その年の冬。
彼女と毎朝、勉強ばかりでストレスが溜まるから、と
校庭をジャージを着て二人で走っていた時でした。

「留学資格が取れた。春から留学する」

彼女が留学する気だというのは、
二年生から聞かされていたことだったので
覚悟はしていたつもりでした。

しかし実際に言われたとき、ワタシはどう反応していいか
よく分からなかった気がします。

嬉しいけど、寂しい。

その資格を、彼女はすぐ取れるとは思っていなかったようで、
当初の予定では、一年間日本で勉強し、来年留学予定でした。

結局彼女とは卒業旅行も一緒に行けず、
今も友人関係がつづいています。
彼女が帰省する度に一度か二度、
会う約束をとりつけています。

彼女も「大事な友人のひとり」と
ワタシを認識してくれているようです。

ワタシにとってはもはや、憧れの人です。
ある種初恋の人のようなものかもしれません。

今年、卒業旅行で、
ワタシは、友達と一緒にですが
彼女に会いに行きます。          
ワタシが女性を好きになったのは、
一番はっきり自覚があるもので、
高校二年のクラスメイトにでした。

それまでに、ないといったら嘘になるかもしれません。
よくわかりません。

でも、今も確実に好きだと断言できるのは、
そのときの彼女です。名前はイチカとします。

イチカはワタシとは違いました。
女の子らしくて、とにかく優等生。
そして仲間からも、先生からの信頼も厚い。
でも一筋縄ではいかないマイペース具合で。

トロいとはちょっと違う。とにかく温厚そうなのに、
言いたいことは笑顔でスッパリ言ってしまうところや、

普段は表に出るのをすごく嫌うのに、何故か周囲に
推されて脚光を浴びる立場に立たされてしまう人望、

一度決めたことは誰にも言わずにやり抜く行動力と、
一見大人っぽいのに、変なところで子供みたいなところが
もう本当に、とにかくかわいくて。

当時クラスで最も成績の良かったイチカと
当時クラスで最も素行の悪かったワタシが
仲良かったことに、先生はおろか、
周囲の友達まで驚いていました。

一見派手で人目を引き、学校内でも目立つ存在だったワタシが、
一番懐いていた人が、一見大人しく目立たない彼女だったことは、
当時の後輩たちからしたら驚きの事実だったらしく。

校内を彼女と一緒に歩いていて、
ちょっとお互いが顔見知りの後輩に、
「え、先輩たちって仲良かったんですか!?…意外です」
と驚かれることは、よくあることでした。
当然かもしれません。彼女は優等生として有名で、
ワタシは恐らく個性的な先輩で有名だったのです。

簡単に言うと、ワタシがぞっこんで彼女に惚れていました。
ワタシはとにかく、当時彼女が本当に好きでした。
正直、今でもワタシは彼女が好きです。
離れてしまい、年に数回しか会えなくなってしまった
今となっては、その心理はほぼ憧れに近いものと言えます。
彼女をどうしたい、というのは一切ありませんが、
とにかく彼女と一緒に居たかったことは事実です。

その時ワタシには彼氏がいました。
高校二年の秋から、終わりまで付き合っていました。
結構好きでしたが、正直に言ってしまえば、
ワタシは彼女のほうが好きでした。
心の底から彼女に心酔していました。

その頃からかもしれません。
ワタシは自分がイチカを「友達」という
枠を超えて好きかもしれない、と気付きました。

疲れたので、続きはまた今度。         

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